こんにちは。
DEAN & DELUCA 京都店でフードマスターとして日々修行中の山本です。
和食材の物販を担当しています。
京都のつくり手さんの大好きな商品をご紹介します!
御幸町 関東屋「天日塩仕込 特別吟醸 白味噌」
創業は江戸末期、京都の老舗日本料理店や和菓子店の名物を支えるお味噌を、職人の手しごとでつくり続けられています。
私が初めて関東屋さんの白味噌を食べたのは、DEAN & DELUCAでお勤めするよりも以前、ある日本料理店の白味噌雑煮でした。
そのお雑煮は一子相伝のお店の名物で、出汁や調味料を一切使わず、お店の屋敷内からくみ上げる地下水と白味噌だけで練り上げてつくられていました。
あまりの美味しさに感動し、強く記憶に残っていました。
その後DEAN & DELUCAで勤め始め、関東屋さんの工房を見学させて頂く機会があり、そこで初めてあのお雑煮の白味噌を関東屋さんがつくられていたことを知り、思わぬ嬉しい再会にびっくり!
そんな関東屋さんのお味噌、料理店などプロからのオーダー品が製造の多くを占め、一般には3割ほどしか流通していません。
光栄にもDEAN & DELUCAはその限られた販売店の一つなんです!
京都の名店から信頼され続ける美味しさをぜひご家庭でもご賞味ください。
京都の白味噌=西京味噌ですが、その成り立ちは御所での宮中祭祀の供物を作るための甘味料として進化した味噌が始まりと言われています。
京都では今でもお正月のお雑煮だけでなく、お菓子の甘みとしてもよく使われています。
そんな関東屋さんの白味噌の甘みを活かしたアレンジをご紹介します。
低カロリー高タンパクの植物性スプレッドで、ワインにも合うお味です。
使いたい量をすぐにつくれ、濃度も自由自在なので、ゆるめに仕上げてベシャメルソースのようにお料理に使って頂くのもおすすめです。特に根菜と相性抜群です!
白味噌スプレッド
材料
・関東屋「天日塩仕込 特別吟醸 白味噌」
・無調整豆乳…白味噌の2倍容量
(例)白味噌大さじ2なら豆乳大さじ4
レシピ
①耐熱容器に白味噌・豆乳を入れ、混ぜ合わせる。
②ラップはかけずにレンジにかけて水分を飛ばし、混ぜる。繰り返して好みの濃度に仕上げる。
(目安)白味噌大さじ2+豆乳大さじ4なら、600W 1分ほどでとろみのあるソース状、さらに1分かけて冷ますとスプレッド状になります。
※一度温度が上がると吹きこぼれやすくなりますので、以降のレンジは様子を見て短時間でかけてください。
※冷やすとさらに濃度がつきます。
個人的に好きな食べ物方は、DEAN & DELUCAのベーカリー「カンパーニュ ノアレザンフィグ」を軽くヒートした上に塗って、ピンクペッパーを散らしたものです。
ドライフルーツの濃縮された甘酸っぱさやカンパーニュ生地の香ばしさに、白味噌のクリーミーさと発酵香が意外にマッチします。
京都店では、京都のつくり手さんをはじめ和食材も充実しています。
長い長い冬が明け、もうすぐ桜の季節もやってきます。
京都へお越しの際には、ぜひDEAN & DELUCA京都店にもお立ち寄りいただき、店頭でお声掛けいただけましたら幸いです。
京都店のメンバー一同、皆様とお会いできることを心待ちにしています!