京都店プリペアードフード担当の林です。
グッと気温が上がり、夏らしい食材が出回ってくるこの季節。店舗のショーケースも優しい春の色味から、すっかり夏らしく色鮮やかになりました。
今日は、京都店からファーム訪問の様子と、今月おすすめのメニューをお届けします。
4月に、京都伏見ヤマダファームを見学してきました。(私の地元、宇治のすぐお隣!)
こちらのファームは、創業1830年、京都伏見と滋賀の土と水にこだわり、お米や京の伝統野菜をはじめ、旬の野菜やハーブまで、家族経営ながらも年間200種ほどの農産物を、作物本来が持つ生命力を引き出し、可能な限り農薬を使用せずこだわりの栽培方法で育てるつくり手さんです。美味しい日本酒がたくさんあることで有名な伏見の酒造のお米を栽培されていたり、伝統野菜を継承し育てることにチャレンジもされています。巨椋池干拓地という、かつては自然豊かな景勝地としてたくさんの歌が詠まれた美しい大きな池の跡地にある畑を、実際に案内してくださり、自然の力を最大限に引き出すためのこだわりを笑顔いっぱいにお話しくださいました。
京都店では、月末の5/26〜5/28の3日間、「京の畑から届く、初夏のごちそう」と題して月末祭を開催。ヤマダファームの旬の食材をたっぷり使用して、生命力あふれる、畑のごちそうをお届けします。
わたしたちがファームに訪れたのは、空豆の花が綺麗に咲いていた4月中旬。今回の月末祭では、たわわに実った旬の空豆を、リゾットやニョッキに仕立ててお届けする予定です。その他にも、ミントなどのハーブや濃い味わいが印象的なお野菜を使用したメインディッシュやサラダをご用意します。ぜひお近くに来られた際はお立ち寄り下さいませ。
また、デイリーのショーケースには、夏らしさが加わった京都限定のメニューが並んでいます。今月の一押しは、「牛ランプと初夏野菜のグリル レモンとハーブのシチリアサルサ」。
¥1,400(税込)/ 100g
塩胡椒でシンプルに焼き上げた牛ランプ肉と、かぼちゃやズッキーニ・オクラ・トマトなど初夏の野菜を香ばしくグリルし、合わせた一品。ソースは、南イタリア・シチリアを代表する”サルモリッリオ”。サルモリッリオとは、レモンとオレガノなどのハーブをにんにくと一緒にオリーブオイルで仕立てた爽やかな味わいのオイルソースです。味わいの濃いお肉と野菜のグリルをレモンの香りとハーブが絶妙なアクセントとなり、さっぱりとまとめてくれます。食卓を華やかにする見た目も、おすすめポイントです。
他にも新玉ねぎをバター醤油でソテーし、ツナメルトとチェダーチーズをのせて焼き上げたアメリカ定番の組み合わせ「新玉ねぎのツナメルトグラタン」もおすすめ。かわいいフォルムと、とろけたチーズが食欲をそそります。味わいはとっても優しくみずみずしいから驚きです。
「新玉ねぎのツナメルトグラタン」
¥750(税込)/ piece
ぜひ、5月最後の週末は、ご自宅で初夏のごちそうを味わいませんか。
夕暮れのテラスなんかで気持ちよい気温の中、ワインと一緒に楽しみたいメニューばかり。
月末30日には、京都店初のクッキングクラスも開催で盛りだくさんなひと月です。
店頭でお待ちしております!